ペットの腎不全と歯周病の関係
ペットの歯周病が腎臓の病気に関連していることをご存知でしょうか?
さらには、我々飼い主の行為が、大切な目の前の存在の『腎臓』の健康を守ることにつながることもあるということをご存知でしょうか?
人間でも、歯周病が全身の慢性疾患に影響していることは周知の事実ですが、それは犬であっても猫であっても同様です。
ですから、愛犬に、愛猫に口臭があると感じる場合は、早めに見直すことをすすめています。
歯周病菌が腎臓に及ぼす影響は?
腎臓は毛細血管がたくさん集まっている臓器です。
それは、全身をめぐる血液の濾過フィルターのようなもの。
当然、口内環境が不健全だと、炎症をおこしている箇所から歯周病菌は血液中に入り、全身をめぐることになります。
口臭がするということは、口内に匂いのもととなる菌が多い、またはそれによる感染症があるということを示している状態です。
だから、口臭は歯周病になっているか、なる前の状態か、どちらにしても
警報がなっているのです。
体にとっては不都合なので
それはペットさんの体にとっては不都合ですから、腎臓はなんとかしようち一生懸命濾過してくれます。
その最中に、歯周病菌(細菌など)を体の兵隊さんがやっつけようとしてくれるんですね。
そうすると、必ず炎症がおこります。
その炎症は毛細血管を破壊したり、ひいては細胞も壊すわけですから、腎臓がダメージをくらうことは想像できます。
もちろん、腎臓だけが頑張っているわけではありませんが・・・
だから、警報がなっているのであれば、そこをケアすることが腎臓を守ることにつながるのではないでしょうか?
腎臓の数値が下がる
これは人間でもあることのようですが、口内環境が整うと、血液検査の腎臓の数値がさがったということをなん度もみたことがあります。
クレアチニン、BUNといった腎臓の状態を把握するために使われる血液検査の項目の数字。
ずーっと基準値よりこえていたけど、こちらで習った口内ケアをがんばって、口内環境が整ったら、その数字がさがった。。。。なんでですか?と聞かれることがあるのです。
当然のこと?
わたしは医者ではありませんから、診断も治療もできませんが、体のしくみを考えると、そりゃそうなることもあるよねぇと思うのです。
もちろん、みんながみんなそういう嬉しい結果が出るのかと言われるとそれは違うと思います。
状況が違うと思うので。
でも、飼い主さんができることの1つとして、口内環境を健全にしておくことはとっても影響力が強いということは間違いないのではないでしょうか?
デメリットが一つもない。
だって、飼い主さんが口内ケアができるようになるとか、わんちゃんが受け入れられるようになるとか
ひいては健全な口内環境になることってなんのデメリットもないです。
あるとすれば、そこまでの道のりが大変だと感じる人が多いぐらいでしょうか?
なので、私は自分ができることとしてそちらのサポートをさせていただくようにしています。
ペットさんの歯磨きができるようになるまでの道のり
できるようになるためのは
①飼い主さんがノウハウを理解することや、犬にしっかり伝えれるようになること
②犬が受け入れ体制が整うこと
大きくわけてこの2つのポイントを押さえることが必要です。
この2つのポイントをクリアし、コツコツ続けていくことで守れるものはとっても大きいです。
だって、高齢のわんちゃんの10頭に1頭は腎不全というデータが出ているのですから。
そして、歯周病と腎機能の関連性は人間では周知の事実。その構造を考えても、犬も同じではないでしょうか?
私自身は、動物診療を10年近く見聞きしているため、事実としてその実態をみてきましたが、口内環境が悪いわんちゃんは、やはり大きな病気になっています。
そして、口内環境の改善に伴い、調子がよくなるケースをみてきました。
私たちが守れるということ
この事実から、私たちが正しく口内ケアができて
犬たち猫たちの口内環境を健全に保つことができれば、腎臓を守ることにつながるということが想像できます。
腎臓以外にも。
もちろん、それだけで病気が防げるとは言えませんが、確実に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
わんちゃんの歯周病を防ぎ
生涯のお口の健康を守るために
