免疫は正常という視点
免疫が過剰に働いている、免疫が暴走しているから、この症状
アレルギー、アトピーなどではそういった理由が述べられることが多いのではないでしょうか
でも、果たして本当にそうなのか?
そんな視点【も】持つべきだと、私は思います。
だって、もしも、免疫が過剰なのではなく、正常に働いていた結果のその症状だったら?
免疫を抑制してしまったら、免疫が本来やってくれていることはどうなるの?そう考えることもできるのではないでしょうか?
そして、それを気付かずにやってしまっていた・・・というのは後悔を作ることもあります。
そんなお話しをさせていただきます
そもそも免疫って?
そもそも免疫って何をしてくれているかというと
体の中で、不要なものを排除してくれたり
病原体やその他『異物』を排除してくれたりを
我々は免疫と言っているのかと。
それに加えて、その免疫がそれこそ過剰にならないように抑えるものもあったりと・・・
体の中で色々とバランスとりながら頑張ってくれているんですね。
体は私たちには計り知れない『しくみ』で健康であろうとしてくれています。
※私は免疫の専門家ではありませんから、大雑把な表現です。
免疫が過剰だから
1)免疫がおかしい(過剰、暴走)
2)免疫は正常、敵が多いだけ
この2つ、全く異なる捉え方です。
こうやって捉え方がちがうと、その後のケア方針・治療方針も全くちがうのは当然です。
1)と捉えた場合は、免疫の動きを制御することになります。リウマチなども同様でしょう。
でも、本当にそうである場合と、そうでない場合がありますから、そうでない場合に免疫抑制なんてしたら、『治ろうとするな』と言っているように思います。
たとえば、私自身も愛犬の皮膚トラブルに悩まされた過去がありますし、お客様にもその悩みを抱えられる方が多いので
犬のアレルギー、アトピーなどは大変身近です。
その中で王道の治療である投薬はやはりどうしても炎症反応を緩和するものや、免疫にブレーキをかけるものが多いようです。
それは、免疫が過剰暴走しているという前提の治療、もしくはとりあえずこの炎症反応を解決しようという方法のように見えます。
もちろん、それで解決すればいいのですが、薬をやめると繰り返す場合は視点を変える必要があるのではないでしょうか?
そう考える理由は、この一般的な知見に対し、全く違う視点で行う診療現場、ならびにそのプロセスを見聞きしてきたからです。
その視点は、『免疫は正常、単に処理する敵が多いだけ』という視点です。
その視点で言う『敵』とは、免疫が対象とする『異物』のこと。
2)の免疫は正常という視点での治療やケアを10年以上見聞き、実践してきました。
百聞は一見にしかずで、
免疫を抑えたり
炎症を抑えたりすることなく
異物を体から減らす取り組みや
ケアを重ね
『投薬は不要で、皮膚は健康!』という状態に変化する様を見てたので、わたしはこの視点がしっかり体に染み込んでおります。
その体で、『炎症性サイトカインを抑える』という情報に触れると、
お?これは1)の視点だなと思うわけです。
仮に正常な免疫を制御したらどうなるの?
そもそも、免疫は正常というこの視点の通り、免疫が正常な体だった場合
免疫を抑制したらどうなると思いますか?
①症状はもちろん消えます(消えるものは)
でも
②免疫が処理するはずの異物・敵は残ります。
となるのではないでしょうか?
それが私は嫌なんですよね。
過去、自分が知らない間(わかっていなかった)に、この免疫を抑制する行為に近いケアを日常に取り入れていたことを後悔したことがあるからです。
その愛犬は、12歳まで病院にかかることもなく、健康診断では常に満点で、突然悪性リンパ腫になり余命宣告を受けました。
私は気づかぬうちに
自然療法のツール
(ハーブ・漢方・サプリなど活用)で
対症療法(炎症を抑えるようなケア)をしていたのだ
ということに後から気づきました。
『薬じゃないからいい。今までとっても元気で健康的なので、効果が出ている』
そう思っていたのです。
その後、天国から地獄へ。
健康と診断していただいた2ヶ月後に、リンパ節の腫れが突然ポコポコと現れ、病院で検査していただいて受けた診断は『悪性』『転移性が高く、余命2ヶ月ほどの可能性』でした。
健康と思い込んでいたのは、症状を抑えていたからかもしれないと後に気づきます。
この経験が、私の後悔した事例です。
今は反省点として、現在の日常のケアや仕事に役立つ経験となっています。
長期的に使うもの?
そして、そういった類のもの(免疫を抑制するもの)は、長期的に利用するリスクは当然あるわけですよね。
免疫(体の中の兵隊)を抑制するのだから。
例えば、T細胞の働きが制御されたらどうなると思いますか?
T細胞はガン細胞を見つけて排除してくれる免疫ですから、『排除されるべきガン細胞が残る』ことも想像できます。
もちろん、然るべき検査の末、『自己免疫性疾患』と確定されたのだとしたら、免疫の制御は必要かもしれません。
※人間の場合、免疫が正常なのか異常なのかはTregを測定したり、RFや抗体を調べたり、あらゆる検査の末診断されるようです。
それでも、その根本的な理由にもフォーカスしないで、薬を飲んでいたら治っているからOK!とすると
『治っていなかった』
『排除すべきもの(も)排除できない』となってしまうのではないか?
そのようにも考えることができるのではないでしょうか?
薬は悪ではない
薬に頼り切らない
薬の役割を考え、本当に『抑えるだけでいいのか?』という視点は持つ。
これは、私が自分が『思考停止』であったことを反省して今持っている考えです。
とはいえ、薬が必要なことだってある。
それでひとまず命が助かる時もある。
それがないとどうしようもならない時もある。
例えば、うちの母などは高齢ですから、肺炎になってなかなか治らずにあちらの世界との瀬戸際を行き来したことがあります。
その際、パルス療法で救っていただいたのですね。
私自身も、強烈なぎっくり腰と椎間板ヘルニアの神経痛の時、強烈な痛み止めで救われました。
薬は、人間が作ってきた化学でありありがたいものでもあります。
でも、そればかりに頼る、慢性的に症状を消して体からの声をなかったことにするのは嫌だ。
私はそう考えるタイプです。
症状を消し続けたことによる反省の経験もありますからね。
自然療法のツールを使った対症療法
自然素材、天然素材だから安心というのは盲点があるのではないでしょうか。
その作用機序がどういう動きをするのか?をみたほうがいいでしょう。
最近、『制御性T細胞を活性化する』というようにうたっているサプリをみます。
ペットの皮膚トラブルや、鼻の上のカサカサ、脱毛症などさまざまな不調がもののみごとに解決するというサプリメントです。
たしかに、口コミでも30日程度で結果が出ているようなことが書いてあり、その威力はすごいようです。
でもね、この字面だけ見ても私は使いたくないなぁと思います。
だって、T細胞のブレーキ役を活発にするんですよ。
まさに『ガン細胞を殺すのを止める役割』を増やしているということです。
正常にするならいいけれど・・・
怖いなぁと思っていたらね、サプリの波動チェック依頼がありたまたま探ることができました。
そこでも、やっぱり私は使いたくないなぁ。
いくら自然素材で出来ているとしても、そう簡単に身体に入れるべきものではないなと『個人的には』考えます。
今、絶対に症状を止めるべき!みたいな状況だとすると、薬同様のものとして使うのはアリかなぁ。
いや、だとするときちんと病院でみていただいた上で薬を使うかなぁなんて思うことも。
何をどうしたいのか?
長くなりましたが
ここで伝えたかったことは、
『考えよう』『自分で決めよう』
ということです。
わんちゃんの健康トラブル(慢性的)に対して、
本当に今、『免疫を制御する』が私がやりたいことなのか?
『炎症を消すだけ』が私がやりたいことなのか?
これは一体、どういう作用機序でこうなるの?
という問いを自分にも思考にも投げる必要もあるのではないでしょうか?
私の場合は🔽
私がやりたいことは、
『この子の体の治る力をサポートしたい』のです。
私がやりたいことは、
『この子に快適にパワフルに自分の生命力を100%発揮させながら生きてほしい』のです。
私がやりたいことは、
『私も、あなたも(犬)も、この体を使って、この地球を、この人生・犬生を楽しもうね!』なのです。
みなさんはいかがでしょうか?

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