お薬を飲ませ続けていることに疑問を感じたり、副作用が気になったりと、『断薬をしたい』と考えることがあるのではないでしょうか?
そんな時に、わからないし怖いし自己決断はなかなか・・・ということは多いのではないでしょうか。
もちろん、自己決断で何かあっても誰も責任はとってくれませんから、失敗が嫌なら獣医師の指示に従う、相談をするというのは当然です。
それでも、自分の考えがなければ獣医師と話し合うこともできません。
ですから、薬を使わずに体質改善や自然治癒へ導くペットの原因療法を10年見聞きしてきた(断薬までの経過を多数体験してきた)立場で『考え方』についてお話しさせていただきます。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
症状は気になるけど、できるだけ薬に頼りたくないという時も参考になればと思います。
症状は必要があって出ている
薬を使わずに病気の原因を探り、改善を促す須崎獣医師の動物診療現場で耳にタコができるほど聞いてきた言葉、それは、
『症状は不快だが、必要があって出ている』という言葉です。
もう少しわかりやすくほぐすと・・・
『体が生命を維持するために必要な処理をした結果、その症状が出た』
ということです。
ですから、症状にいいも悪いもなく、『そうなった』のですね。
体にそもそも備わっている素晴らしい治癒力は、あらゆる機能が働いた結果の治癒力なのですが、その過程では『症状』はつきものなのだと私は考えています。
たとえば、皮膚に出るアレルギー症状やアトピー
犬は痒いし、見た目にもわかるので見ている方もしんどいですね。
でも、これが『必要なことをした結果』そうなっているのだとしたらどうでしょうか?
むやみに症状だけ消すのはいやだし
その必要な処理をしなくてよくなればいいんでしょ?とも考えられますよね。
原因療法をおこなったり、体質改善を行うと
『体が必要な処理をしなくてよくなるから、症状が出る必要がなくなる』ということを
何度も何度も体験してきました。
そのプロセスから結果まで。
その結果の、減薬、断薬は本当に『治った』んだなぁ・・・と感動します。
皮膚に出ているのはラッキー
皮膚などのわかりやすいところに問題が出たというのは、とてもラッキー。
飼い主さんが気づきやすく、危機感を早い段階で感じることができるのです。
これがわかりにくい場所だと、『突然、〇〇病になった』となるのですから。
肝臓は沈黙の臓器と言いますが、例えばこういうところでジワジワと弱い炎症が何年にもわたり続いても、通常外から見ても気づきません。
血液検査で出るレベルにならないとわからないし、そこで出た時は『結構な状態』です。
だから、
体にとって必要な処理をした結果の皮膚トラブル
わかりやすいところに出てラッキー
この概念を持ち、『健康でいてほしい』という願いにつなげるためには
サインが出ているな
体は何を処理しているのかな
どう手伝えば体はよろこぶのかな
こういう視点を持つと、やるべきことへ繋がるのではないでしょうか?
わたしはいつもこのスタンスで、必要だとおっしゃるクライアントさまには具体的にレクチャーさせていただきます。
サインが繰り返し出ているのに
皮膚トラブルや、痙攣発作などわかりやすく危機感を感じる症状を出してくれることは本当にありがたいことです。
飼い主さんが気づき、生活習慣を変えるきっかけになりやすいからです。
大きな病気を患って命の瀬戸際にいるわんちゃんから、慢性の皮膚トラブルなどの命にかかわらない症状をもつわんちゃんなど患者さんを見てきて
早く気づけること
早く危機感を抱けること
このありがたさを感じます。そう思いませんか?
だって、みなさん口を揃えて、『早く気づいてあげたかった』とおっしゃいますから。
そこで、このラッキーを本当にラッキーに繋げれるかどうか?は飼い主次第。
だってそうでしょう?
痒み止めを飲んだり、とりあえず薬でしのぐだけ、に毎回終わったら、
『警報器だけ消して、ボヤを残しただけ』
『ニキビにコンシーラーぬって隠しただけ』
『散らかった部屋のものをクローゼットに詰め込んだだけ』
みたいになってしまいます。
もちろん、薬が悪いわけではないし、それでスッキリおさまっているならいい
問題は、『ずっと繰り返しているのに、薬に頼り切っている』ことにあります。
根本解決でなくていいと割り切れるのならいいのですが、多くのケースで後悔されるパターンを見てきました。
薬を飲んでいればいいのだけれど、やめると再発する。
これは、『体は必要な処理を続けていきたい』そう言っているのではないでしょうか?
薬が何をしているものか?ということがわかっていればいいし
それが体に対してどんな負荷をかけているかもわかっていればいい
でも、わかっておらず『治していないのに治していると勘違い』が一番嫌だと思う方が、断薬や減薬を考えるのだろうな。
そういう前提で、断薬・減薬についての私の考え方をお伝えします
サプリメントを活用する?
断薬・減薬を考えたときに、多くの方が考える代替案は、この2つではないでしょうか。
①サプリメントで必要な栄養素などの補給をする
②食事を変える
私も、18年前はこの2つの視点で奔走していました。
どのフードがいいのだろう?
生食にしてみよう
この栄養素がよさそうだ
こんなことばかりを情報収集、実践していたのですが、自分が得た結果は
前に比べたらいい!
毛艶がよくなった
などの体感。今思えば曖昧な根拠ですね。表面的な体験のみ。
そして、結果になんとなく満足するも『なんかまだ不安が残るけど、わからないからまあいいか。』という精神状態でした。
そして、最終的には『元気だ、健康管理はうまくいっている!と思っていた我が子に突然の余命宣告』。
そんな体験と、須崎動物病院の診療現場を10年経験した今は
『補給でなく邪魔を引く』
『偏りを整える』
『滞りを流す』
という考えに変わりました。
この視点を取り入れ、実践した結果、自分の望ましい結果がうまれるようになったことや、治っていく患者さんを見てきたからです。
そして、サプリメントでも使っているのは『体から余計なものを排泄』するためのシンプルなものだけ。それも必要なとき以外ほとんど使いません。
サプリメントは、効果効能をリサーチするより、
体が欲しがっているか、体が元気になるか、という視点で
波動チェックして『その子の体にきいて』とりいれます。
そういえば、波動チェックで思い出しました。
最近おきゃくさまからサプリメントがこの子にあっているかチェックしてほしいとのオーダーで波動チェックしたサプリメントの中に、
『これはすごいな・・・』と思ったものがあります。
すごいというのは、長期的に使うのは『怖い』という意味。
免疫力とよばれる体の血球の中でもとても大切な細胞が、そのサプリを飲むとエラーになる。
つまり、
このサプリで『体を守る兵隊さんが抑制される』
とよみ解ける結果になりました。
あくまで波動の視点ですが。
その兵隊さんは、役割の一つとして『がん細胞の排除』も担っている。私には、我が子の体のこの兵隊さんが動かなくなるというのは怖いことです。
癌が活発に動いている人や犬は、この兵隊さんを止めるところが過剰に働きすぎているということがあるぐらいなのですから。
制御性T細胞、いいもののように思われがちですが、過剰は怖いですね。
免疫が過剰という前提はどこからくるのでしょうか?
その免疫活動、本当に必要があって働いているのだとしたら?
こういう作用があるならば、不快な症状が消える理由、明確です。
でも、本当に制御していい状態なのでしょうか?
すぐさま消さないといけないならば、一時的に使うなどであればいいのでしょうけど、私は長期的に飲ませたくはないなぁ。
サプリメントだから薬じゃないから大丈夫という思い込み(そう書いてあるからしかたない)で生まれる
補給のデメリットもある
これをデメリットと受け取るか否かは、考え方次第ですね。
わたしはこれは明らかにデメリットになります。
症状が出る理由が残っていて、兵隊さんの攻撃を止めるなんて怖すぎる。
食事の変え方
つぎに、②の食事の変え方について
・フードを違うフードに変える
・フードを手作りに変える
・手作りとして売られているフードを他の手作りとして売られているフードに変える
いろいろな方法があると思いますので、私ならこうするという視点の共有をさせていただきますね。
わたしなら、『体が排除の対象にしそうなものを引く食育』にします。
タンパク質アレルギーとかであれば、タンパク質は引く対象ではなく
そうなってしまう状況を作っている犯人を引く食育
食品はなんでも受け入れられる体にするための食育
余計なものはさっさと処理できる体にするための食育
少々のものは華麗になんとかできる体にするための食育
その産物がAlegriasfoodなのですが、
これを食べてアレルギー反応が出る場合、やっぱりその入り口を整えるべきだとわたしは考えます。
食事以外の引くケア
つづいて、結構、見落とされがち。というか、世の中ではあまり言われていないケアです。
Alegraisでとっても大切にしている飼い主さんがすべきと思うケアは、生活環境の改善です。
大体ね、よっぽど困っていて、色々なことやったけどダメだった・・・でも、諦めきれない!やれることない?という飼い主さんにこれを伝えると
すごい勢いで実践して
高い基準で取り組んでくれるので
大変化が起きるんです。
だから、その成功体験がある方は『何もなくても当然やる』みたいになるのですが
その経験がないととりあえずやっとくかでやるか、やらないので、変化もそんなに起きず。
となってしまうんですよね。仕方ないのですが・・・
でも、本当に大切なんですよ。
いまからは、
生活環境づくり、どれだけやるかどうやるか?
もちろん口内環境も
引き算の食育の視点の具体的な変え方
獣医さんに減薬を手伝ってもらう方法伝え方
具体的なお薬の減らし方
など、詳しくは、動画でお伝えします。
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