犬を知ることで、あらゆる困りごとが
消えていき
犬を知ることで、気持ちが通じ合い
犬を知ることで
『うれしい』が増えていく

そして、犬の世界がひろがり
犬の幸福感が大きくなる

『おれのほんとうのきもち
つたわってる?』

もっと仲良しになる
社会化保育・犬を知る


わんちゃんの行動にたいして、お困りごとや心配なこと、不安なことはありますか?

それは、あってはいけないものではありません。

種が同じ人間の親子ですらぶつかる『関係性』、犬と人間という種の垣根をこえて、共に生き、とても近い距離にいるのだから、あって当然のことと思います。

それは、問題に感じているかもしれませんが、逆を言えば

『もっともっと愛の溢れる最高のパートナーシップ』が未来にあり、その種を見つけたという事実でもあるのです。

ですから、あきらめずに、こんな子と決めつけずに、向き合ってみてほしい。

今も可愛い四本足の毛深い我が子が、もっともっと可愛くなり、ひいては、とても頼もしいパートナーになってくれる未来があるのですから。

いまからすこし、わたしと愛犬の話をさせてください。

問題行動で血を吐くほど苦しんだ事と、いまとても穏やかに暮らし、パートナーシップがとれるようになったまでのストーリーをお話します。

問題解決のヒントになるかもしれません。



今まで複数の犬と共に暮らし育ててきましたが、半数は『保護犬』であり、問題と呼ばれる性格や行動が習慣化している成犬たちでした。

噛み付くのは当然だし、トイレなんて知りもしない。
耳が聞こえなかったり、目が見えなかったり、病気があるから触れられると痛がったり。

一般的に見ると結構な問題を抱えているように見えます。

しかし、私は子供の時から犬や猫との関係性に困ったことがなく、問題行動はどうして出ていて、どうしたら消えていくのか、肌感覚でわかっていたつもりでしたから、悩むこともなかったのです。

結果的に、みんなとても優しく、愛たっぷり、コミュニケーションもしっかり成立する立派なパートナーとなってくれました。


しかし、その後、新たに迎えたゴールデンレトリバーの成犬と生きていくと決めた後、血を吐くほどに苦しんだ時期があります。

ゴールデンレトリバーは春風といいます。とってもいい男です。

現在はとても穏やかに暮らし、彼には助けられてばかりいますが、そこに至るまでのストーリーは、本当に穴があったら隠れたいぐらい自分が情けないし、互いに傷ついた時間でもあります。

だからこそ今があるのですが。

彼を迎え入れた当時は、問題行動は山のようにありました。

●フードアグレッシブ(食べ物を守るために攻撃をする)や、もの、場所へのアグレッシブ行動も強く、警戒が必要

●この体格でジャンプして噛みついてくる

●甘噛みのパワーは半端なく、体中青じみだらけの血だらけ、服は何枚破れたかわかりませんし、ジャケット系も何枚捨てたか・・・

●噛み付くという行動習慣がついている

●散歩を教え始めた時は、体重40kgでひっぱりまわし、ドライブに入った時の突進ではリードをもっている人間はひきずり回されるレベル。途中で幾度となく突然飛びついて力試しとして襲ってくるのです。

●家庭には子供もいれば、先住犬の小型犬もいる。いつ何があってもおかしくない

●引っ越す前の家は狭く古く、噛み付くことが前提にある大型犬と暮らすにはあらゆる不都合があるも引っ越しまでまだ数ヶ月ある・・・



そんな中でどうやって彼と調和していくかと試行錯誤したり、彼を育てながら観察しているなかで事件が起きました。

友人や知人、お客様にまで怪我をおわせ、すべては私の過ちではあるのですが、反省と自責とあらゆる感情に襲われました。これが血を吐いた出来事です。

そう、完全にわたしのリスクマネジメントがあまかったのです。



※そもそも、通常の譲渡であれば念入りに元の飼い主さんから性格をきいたり、自分たちが受け入れられるか?を検討することが必要です。私のケースは諸事情があり、その過程がありませんでした&なにがあってもなんとかする覚悟を決めていましたので、大型犬を成犬で引き取る場合は必ずよく検討する事が必要です。




さんざん苦しんだ後は、『2度とまわりのひと、春風本人をこんなめにあわさない』という上向の芽が出て、犬の心理・行動に対する学びをスタートさせました。

わたしも春風もみなに許され、成長のチャンスをもらったのです。

ありがとう

そして、その失敗とそこからの学びのおかげで今があります。

もしもいま、これを読まれているあなたが、わんちゃんの行動のことでお悩みであれば、どうかあきらめずに『問題をタネにするチャンス』とおもってほしいのです。

問題行動とよばれる行動は、人から見たら都合がわるいだけです。

犬はもちろん悪意はなく、身を守るために身につけた術だったり、ミスコミュニケーションによる勘違いだったり、本能だったりします。



とはいえ、多くのケースで『人が困っている場合は犬も困っている』のです。
これは当然のことです。


でも、現状には必ず原因があるので変わることができます。


そもそも、2009年からトリミング・ペットホテルの運営をし、不特定多数のあらゆる性格の犬と関わり、『そんなに好きではないトリミング』を受け入れられる子も、何かをきっかけに大嫌いになって暴れる・噛み付くなどの困難な状態になるこもいます。

それでも、やらないわけにはいかない行為に対し、受容できるように育ててきました。

また、ゲージフリーにてお預かりする上で必要なリスクマネジメントや犬同士の交流、社会化体験のために行動や心理を学んできました。

だけど、それよりもまだまだ知ることがたくさんあると問題によりわからされたのです。

もっと探求し、もっと細かく犬を観察する力が必要だと探究した結果
↓↓↓↓


見え方がさらに変わっていき、わかることが増え
犬へのこちらの意思の伝え方や

サインの受け取りに関しても精度があがり
経験がさらに増え、互いに自信がついたのです。


そして、お客様も問題の解決がスムーズになりました。



それは、まさに変化のプロセスの原理でした。

つまり、このプロセスは皆が活かせるということに気がつき、お客様とのセッションに活用し、繰り返してきました。

その原理のはじまりは、

『そもそも犬をもっと知ることから変わっていく』ということからはじまります。



日本という国は、他国と比較すると簡単にペットを飼う事ができるほうです。

だからこそ、犬を迎えるにあたり『知らない』ことによる問題がたくさん起きるのではないかと思います。

我が家のゴールデンレトリバー春風は、まさにその被害者であります。

うちに来る前に『家と家族』が4回変わっているのだから。



安心して暮らすことができない、不安になって攻撃性が出ても仕方がない環境です。安心領域を得られなかったのですから。

こんなに大きなことでなくとも、問題行動に悩むご家族さまのお話をきくと、『犬を知らないからわからない、犬を知らないから勘違いしている』ことが多々あります。


例えば、

●犬はとても興奮して警戒心が優位になっているのに、『よろこんでいる』と解釈していたり

●犬はとても穏やかに歩いているのに、『元気がない、楽しそうじゃない』と解釈していたり

●犬には本当は全てちゃんと伝えることができるのに、『うちの子はわからない』と決めつけて、あきらめてしまっていたり

●現状がよくないのはわかっているけれど、どうしたらいいかわからないし、この子の気持ちはわからないからと、心配になってしまったり

●なんとかしようと、youtubeなどで学んで実践しても変わらないからとあきらめてしまっていたり



これらは、すべてが『知らない』ことから起きています。

もしも現状に満足できていない場合は、この『知らない』ということがわたしも含めて、これはもったいないなぁと思います。

そこを抜け出すと、もっと通じ合えてもっと豊かで、もっと穏やかな暮らしが待っているのですから。

ステップ①現状把握
犬特有の心理、心の動き方を知る。
学者のようならなくていいんです。基本的な動向を捉えるだけでも、コミュニケーションが円滑になり『家庭犬との暮らし』に活用できます。しつけというと一方的ですが、『犬を知る』というのは和解的ではありませんか?そこから全てははじまります。

ステップ②原因追求とニーズ
問題がある場合は、その問題をひきおこしている原因を環境・関係・過去などから洗いおこしていきます。当然、犬のニーズを満たすことも重要。その子が枯渇しているものはなんだろう?どうやったら健全に満たされるだろうか?を学ぶ

ステップ③エネルギーバランスの調和
親子(人と犬)のエネルギーバランスを中庸にする取り組み実践。
人間主導すぎたり、犬主導すぎたり、依存のねじれが起きたりでバランスが壊れている場合は、これだけで大きく変容します。※自分の心の動きや癖を観察し、そちらを紐解くことも重要です。

ステップ④経験と脳の回路を育む
具体的な実践、振り返り、軌道修正の繰り返し。ミスコミュニケーションによりこちらからすると望ましくない犬の信念(勘違い)を、『これでいいんだ』と変容してもらうためのプロセス。
NOではなく、YESへ導き、体験をする。

お手入れや歯磨きをしようとするとすごく嫌がってできない、内側のブラッシングまでなかなかできない。

吠え出したら自然に吠えやむまで止めることができない。

甘噛みとはわかっていても、追いかけてきて足にかみついたり、すごく痛いし止められない

犬もしくは人に対して興奮して吠え続けたり、交流がうまくできない。いつか怪我をさせるのではないかと心配。

家庭内で怪我人が出た

トリミングサロンで噛みついたり暴れたり、しつけを進められた。

抱いていると、私以外の人に吠えたり噛みつこうとしたり、トレーニング動画で頑張ってみたが理由もわからず困っている。

おもちゃやフード、危険物を口に入れたからもらおうとすると噛まれそうになった。

犬のことがいろいろわからなくて、不安になる。

ベッドやソファーにくつろごうとすると襲われる。

とにかくなんで噛むのか、威嚇してくるようになったのかわからなくて困っている

私が離れるとパニックになったり、家でずっとついてくる、気がついたら目があう。分離不安症か依存症なのではないかと心配になる。

人間(家族や関わる人)と犬

この2軸が必要なのです。

これが揃い、積み重なっていくことで、必ず変容していきます。

とくに小型犬は、小ささゆえに少々のことはあまり問題視しないケースが多いと思うのですが、

それは、高齢になって犬の受容力や許容範囲が落ちてきた時に、大きな問題になることが多いからです。



これは長いサロン運営で、たくさん経験してきました。
今まで何件も、高齢になり縫うほど噛み付くようになってしまったというケースをみてきたのです。


高齢になり問題が大きくなる理由は、体力が落ちたり、聴覚視覚などの感覚神経に異常が起きたり、不調により体のストレスが増えるからです。

そうなったとき、
『若い時は平気だった、我慢できた、怖くなかったことが受け入れられなくなる』のは当然のことです。

もちろん、新しいことも受け入れにくくなってきます。


ですから、若いうちから
●不本意なことであっても受け入れられて、かつ、それが安心につながる体験で、これは平気だ!という体験を増やす
●人間が何を伝えようとしているか受け取れること
●犬がどういう心理なのか分析できること
●絶対的な仲良し関係
●互いの自立心と自信

を育んでおくことがとても大切なのではないでしょうか?

そういう未来につながる今を創ることができるとわかれば、1つずつやっていくだけでいいのですから。

いまのわんちゃんは皆ご長寿です。
しかし、長寿で心身が健全、つまり健康寿命は育むものです。

長寿だからこそ出てくる課題はわたしたちが減らすことができるのです。

そのために、アレグリアスは
以下の2つのサービスをご用意しています。